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ロイヤルティーの支払いは正直イヤでした・・・
FC加盟を検討されている皆様へ、今日はロイヤルティーの支払いについて経験談をお伝えしたいと思います。
現在FCオーナーとしてロイヤルティーを支払っている皆様ならお分り頂けるかと存じますが、毎月のロイヤルティーの支払い・・・・
はっきり言えばイヤなものです。
例えば月商500万円の店舗ならロイヤルティーが月3%だとしても15万円、5%なら25万円になります。
しかもロイヤルティーは消費税を含みません。
ので、消費税10%なら合計27.5万円です。
月額27万円超と言えば社員一人、もしくはフルタイムのパートなら1.5人程度雇用できる水準の金額になります。
ロイヤルティーの対価はスーパーバイザーによる臨店指導料だけでないこと、チェーン店としての「看板料」なども含まれていることは頭ではわかっています。
が、ロイヤルティーの金額がちょうど人件費を想起させる金額ですので、特にスーパーバイザーの臨店頻度と関連付けて考えたくもなります。
社員を一人雇えば月間20日以上、1日8時間は店舗で働いてくれるのに対しスーパーバイザーの臨店頻度は月1回~数回程度。
たまに長時間付き合ってくれることもありますが、通常の滞在時間はせいぜい1時間程度。
・・・そのため、ロイヤルティーに対してすご~く「割高感」のようなものを感じてしまう訳ですね。
そうしたこともあってか、私がFCオーナーだった時代、同じチェーン店に加入していたFCオーナーでロイヤルティーの支払いだけわざと遅らせていた方なんかもいましたね。
(決してマネしないでくださいね(汗))
たかが3%、されど3%
なぜ私がこんなことをお伝えしているかといえば、まだロイヤルティーを支払った経験がない方がFCに加盟し、実際にロイヤルティーを支払うようになった場合、こうした思いを感じる可能性が十分予見されるからです。
「3%や5%は消費税より低い数値なので、それほどたいしたことないだろう」
なんて高を括っている方、案外多いと思うからです。
何を隠そう、加入する前までは私自身がそう思っていましたから。
貴重な売上の中から、社員一人分の人件費に相当するぐらいのお金を毎月支払うことは想像以上に辛いものなのです。
しかし!
というブログ記事で以前お伝えしたとおり、月商700万といった繁盛店から35万円のロイヤルティーを頂戴できても、本部はそれほど儲かる訳ではないのです。
しかも月商700万なんてかなりの優良店舗です。
加盟店には売上不振店も含まれますから、不振店からは35万円なんてロイヤルティーはもらえません。
例えば月商200万を切る店舗なら、5%でも10万円を切ってしまうことになります。
この店舗に限れば、指導すればするほど本部は赤字になってしまいます。
ロイヤルティーはのれん代や指導料であるのと同時に物が言える関係形成で重要
しかし、誠実な本部であればそれで対応を変えることなく、場合によっては優良店以上の支援を行なうこともあります。
なので・・・
契約だから仕方なくではなく、「本部と共に良くなる・成長する」という前向きな視点に立ってロイヤルティーは気持ちよく支払ってあげて欲しいと思います。
支払いを遅らせたり、不払いをしたりすることは契約違反云々だけでなく、本部との関係もギクシャクしてしまい、良いことは一つもありません。
誠実に支払い、良好な関係を本部と築いた上で、言うべきことがあればしっかりと言う・・・
FCオーナーを経験した者として、ロイヤルティーに対してはそんな割り切り方が精神衛生上ベターです。