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■店舗型フランチャイズは一に立地、二に立地
フランチャイズに限らず、店舗商売において立地が大切であることは言うまでもありません。
一に立地、二に立地です。
経験から言っても、優良FCに加盟したのに上手くいかなかったケースは立地選びで失敗しているケースがかなり見受けられます。
とは言うものの・・・・
とは言え、コロナあけのビジネスチャンスを狙ってか、特に首都圏のターミナル駅近郊の一等立地は不動産物件争奪戦の様相を呈しています。
大手資本のチェーン店ですらなかなか店舗物件を取得できず、年単位で出店機会を伺っているケースは珍しくありません。
そのような中、そこそこの立地でそこそこの物件が見つかれば、フランチャイザーもジーも
「この物件を見送れば、このエリアへいつ出店できるかわからなくなる」
といった焦りも手伝い、つい無理に出店してしまう訳ですね・・・
あまり褒められませんが、現状が現状なだけに無碍に非難はできません。
少々ハンディがあることを承知した上で出店したなら、そのことを言い訳にしてはいけません。
経営的努力を重ね、少々の立地の悪さも撥ね退けることができる集客力を身に付けることです。
店舗型フランチャイズへの加盟を考えている皆様方にとって、物件の争奪戦状態になっている事実は他人事ではありません。
加盟の仮契約をしたは良いけれど、なかなか出店できず、数年以上物件の出店を待っているという加盟者も珍しくないのです。
そうした優良立地への出店にこだわることは、決して間違いだとは思いません。
直ぐにでも契約できる空き物件は多くの他チェーン店も見送る物件であり、収益性が見込めない可能性が高い物件でもあります。
そうした物件を慌てて借りて出店することは、望ましくない結果を招きかねません。
急いで出店するより優良立地にこだわって出店した方が成功確率が高まりますので、基本的には焦るべきではないでしょう。
■優良物件が見つからない場合の二つの対策
しかしながら・・・フランチャイズに加盟するなら早々に店舗経営を始めたいという方は多数おられると思います。
そのような方々はどうすれば良いかということですが、一つはこのブログで推奨している
「直営店を譲り受ける」
という方式で出店することです。
安定した売上が確立している直営店譲渡なら、立地や物件選びを考える必要はなくなります。
もう一つの方法ですが、それが今回の記事テーマとなっている二等立地ではなく、二等立地で尚且つ2階以上のテナントで成功しているチェーン店、即ち立地ではかなり不利な状況にも関わらず成功しているフランチャイズチェーンに加盟することです。
そんなフランチャイズチェーンってあるの?
はい、ありますよ。
広告になってしまうので店舗名は出しませんが、そうした立地で成功しているフランチャイズチェーンは確かに存在しています。
そんな悪い立地でうまくいっているフランチャイズチェーンなら同様な立地での成功が望めますし、そうした立地の店舗物件入手は格段に容易になります。
また、二等立地の物件オーナーはテナント募集に苦しんでいる場合も多いため、家賃交渉も行いやすくなります。
場合によっては、一定期間フリーレントで貸してくれる場合もあるでしょう。
何より条件の悪い立地で繁盛しているフラチャイズチェーンは、悪い立地をものともしない強固な集客力を有するフランチャイズチェーンです。
だからと言って適性も考えずに、慌てて加盟することはNGですが、積極的に推奨したいフランチャイズチェーンの一つであることは間違いありません。