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メリットデメリットの両方を確認することが大切
宅配FCに限らず、どのようなビジネスモデルであっても必ずメリット、デメリットがあります。
先回宅配FCの将来性を記事テーマとして取り上げましたが、宅配FC自体のメリット、デメリットについては触れませんでしたので今回はシンプルにメリットとデメリットを一覧で御紹介したいと思います。
宅配FCに絞って加盟を検討されている方々は、この記事で紹介するメリットだけでなく、デメリットについてもしっかりと受けとめた上で賢明に御判断頂きたいと願います。
(尚ここでの宅配FCは主に飲食宅配専門店であり、イートイン対応はしない店舗を前提とします。)
【宅配FCのメリット】
●イートインスペースとそのスペースに必要な内装やインテリアが不要となるため、その分出店コストを抑制できる。
●テリトリーエリアの中心であり、店舗前の道路環境が良ければ店舗立地そのもので悩む必要がない。二等立地、三等立地でもビジネス可能。
●上記の理由により店舗家賃を抑制できる。
●あくまでテリトリーの空きがあることが前提だが、立地がシビアに問われるイートイン型店舗よりスピーディーに出店できる。
●デリバリースタッフにそれほど高い接客能力が求められないので、教育期間も短期間で済む。
●回収不要の容器でデリバリーを行なう場合は、お客様用食器に収納スペースを奪われないし、洗浄作業も不要となる。
●お客様用に冷水や温かいお茶を準備する必要がない。
●塩、胡椒、醤油、楊枝、紙ナプキンなど、お客様用消耗品の補充の手間も発生しない。
【宅配FCのデメリット】
●バイクなどデリバリー用の乗り物の駐車場代やメンテナンス費、ガソリンなどの費用が発生する。
●チラシを継続的に巻き続けなければならない。そのため、イートイン型の店舗より広告宣伝費がかかる。
●雪や台風などの自然状況次第で、営業不能に陥りやすい。
●イートイン型店舗と比較した場合、店員が事故に遭う確率が高い。
●顧客からクレームが発生した場合、迅速に対応しにくい。
●イートイン型なら主に調理係とホール係で済むが、デリバリーは調理係とデリバリー係、更には電話応対係が必要なため、人件費は意外に抑制できない。
●デリバリースタッフ以外、お客様の顔があまり見えないため、店舗運営を行なっている実感が得にくい。
宅配FC専門で加盟を検討されている方は、宅配FCのフランチャイザーが作成したパンフレットを目にする機会が多いので、宅配ビジネスのメリットは熟知しておられると思います。
しかし、デメリットについてはパンフレットで見かける機会は殆どないと思われますので、本記事で指摘したデメリットについては特に参考にして頂きたいと存じます。