■意外なキーワードの組み合わせが意外な発想を生む
ネット検索を行なう場合の利用者側課題と言えますが、私達はどうしてもイメージしやすいキーワードの組み合わせで検索を行いがちです。
しかし、経営には柔軟な発想力が求められます。
資金や人事、ノウハウ、利益、システム、情報など、経営と結び付きが深い頻出用語での検索だけでは柔軟な発想に役立つ情報はなかなか得られません。
むしろ経営とは関係性が乏しい意外なキーワードとの組み合わせでヒットした記事の中に、自分の視点にはなかったユニークな発想のヒントが得られる場合が多々あります。
この方法は私自身が実はFCオーナー時代から実践してきた方法でもあります。
一例を挙げましょう。
例えば「フランチャイズチェーン」というキーワードと、ハリウッドスターの名前を組み合わせて検索を行ったことがあります。
勿論そのハリウッドスターは実業家としてFCチェーンのオーナーもやっている・・・といった事実があるかどうか等一切知りません。
すると、そうした事実はでてきませんでしたが、そのハリウッドスターが愛用しているグッズが、米国のあるFCチェーンのオリジナル商品といった記事がヒットしました。
その記事を辿って今度はハリウッドスターお気に入りの商品を販売している米国FCチェーンに辿りつき、その商品の開発コンセプトがなかなかユニークな着想点から生まれた商品だったこともわかり、大いに勉強になりました。
■もう一歩の連想による検索が新たな発見につながる
また、ハリウッドスターといえば連想ゲームとして「映画」というキーワードが浮かびますので、物は試しで「フランチャイズチェーン」と「映画」というキーワードで検索を行ったところ(今から数年以上前の話です!)、あるフランチャイズチェーン企業が映画のスポンサーになっていたことが検索結果からわかりました。
そこで、そのチェーン企業がなぜ映画のスポンサーになったかを調べると、実にしたたかな戦略があることがわかり、そのチェーンに対する個人的評価が大きく高まったという経験もあります。
さて、こうした意外性のあるキーワード組み合わせた検索方法は経営上の柔軟な発想に役立つ情報を得るのに役立つだけでなく、例えばフランチャイズチェーンへの加盟を検討されている方にも加盟先を評価する場合に大いに役立ちます。
仮にAというチェーン店について色々と調べたいという場合、「A」と「噂」「口コミ」「情報」といったありきたりのキーワード組み合わせによる検索では限りがあります。
そうしたありきたりの検索を行うな!とは言いませんが、それだけで終わらせてはダメだということです。
それこそ発想を柔軟にして、意外な言葉と組み合わせることで、貴重な情報を得ることができます。
ぜひお試しを!