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【フランチャイズのデメリット例】
フランチャイズ加盟にはメリットとデメリットがあります。
気になるのはデメリットの方でしょう。
ではネット上ではフラチャイズのデメリットとしてどのようなことが指摘されているかご紹介してみましょう。
1.仕入先の選定や商品販売価格等で一定の制約が生じる
2.店舗名を好きに決めることができない
3.加盟中および加盟後の一定期間、類似した事業を行なうことができない
4.加盟しているフランチャイズチェーンのブランドや信用が悪化する事態が生じれば、大きな影響を被る
5.自由に出店、閉店ができない
ネット上では、こうしたデメリットが紹介されています。
が、自分自身が加盟した経験から言ってデメリットと感じたもの、正確には経営上のデメリットと感じていたものは4番目と5番目だけです。
仕入先が自由に選べないは本当にデメリットだけか
例えば1番目の「仕入先の選定が自由に選べない」についてです。
飲食店FCの例で言えば、本部から供給される食材が近隣のスーパーマーケットより仮に2~3割程度高いとします。
仕入れ価格だけみれば、確かにデメリットです。
しかしスーパーマーケットから肉や野菜を仕入れる場合にも、次のような別のデメリットが生じます。
・宅配サービスがなければ、スーパーマーケットへ買出しにゆく手間と時間が必要になる
・特に特売品となった食材は「お一人様○品限り」などの購入制限や品切れにより、量が確保できない場合が生じる
・スーパーマーケット側の仕入れ状況により、食材品質が左右される
・例えば運搬中に事故が生じれば、損失は全て被る必要がある
こうした価格以外のデメリットが生じてきます。
その点で、仕入れがしっかりとシステム化されているフランチャイズチェーンの場合なら、食材の発注をPC端末等で行なうことで所定の時間に発注した食材が店舗へ自動的に届きます。
食材なら、価格以上に品質も重要です。
本部から供給される食材なら直営店と同じ基準・品質のものになりますので、品質の安定も望めます。
また、食材が届く前に何らかの事故が生じれば本部や卸業者側の責任です。
そうした搬送中の事故やトラブルが生じた場合の、経済リスクも回避できます。
つまり、価格だけの比較なら近隣スーパーより割高となったとしても、それ以上のメリットがあるということです。
仕入先を自由に選べないことが、一概にデメリットとは言えません。
デメリットが当てはまるか・克服されていないか見極めること
誤解して頂きたくないのですが、この記事はフランチャイザー側を擁護する記事ではありません。
フランチャイズ加盟を検討している方にお伝えしたいこととは、
・ネット上で紹介されているデメリットは、全てのFCに当てはまるとは限らないということ
ということが一つです。
もう一点は
・例えば仕入れなら、自社で仕入先を選ぶ方がメリットと言えるか見極めることが大切
ということです。
具体的には
・発注体制や原材料供給体制は、どのようになっているか
・市販価格と比較してどのくらいの費用か
・原材料に関する品質はどのように安定させているのか
等をチェックする必要があるということです。
角度を変えて申し上げるならば、一般的には「FCのデメリット」とされていることを様々なシステムやサービス、付加価値などを通じて克服しているフランチャイザーは
優良フランチャイザー
だということです。
皆様はそうしたフランチャイザーを選ぶべきだということです。