悲劇を招いたFC選びの失敗事例 – フランチャイズという選択

フランチャイズという選択

フランチャイザーとフランチャイジーの両方を経験したコンサルからのメッセージ

FC加盟を検討されている方々へのアドバイス

悲劇を招いたFC選びの失敗事例

                      
悲劇を招いたFC選びの失敗事例

1月20日にアップした

FCの選び方・たった2つの重要ポイント」は

大変反響が高く、一気にアクセス数が上昇しました。

それだけ皆様がFC選びに悩まれていること

関心が高いことがよくわかりました。

そこで今回はFC選びのポイントではなく

FC選びの失敗例をご紹介することにします。

 

ただ、FC選びの失敗パターンは複数あり

一気にお伝えしますと長くなってしまいますので

一つずつ回を分けてご紹介するつもりです。

1回目となる今回は

FCの選び方・たった2つの重要ポイント

でお伝えした重要ポイントを無視したために

失敗した、悲劇的な失敗事例をお伝えします。

 

Aさんが選んでいたのは大流行のスイーツ販売店

具体的な事実をすべてそのままお伝えすることは

できませんので、部分的に情報を入れ替えると共に

少々フィクションも交えてお伝えすることは

予めご容赦ください。

私の元へ相談者のAさんが訪ねてこられたのは

いまから約N年前です。

Aさんは50代の男性の方で、当時はサラリーマンでした。

退職金で資金を賄うことを前提に

加盟予定FCの出店エリアを相談したいというのが

相談内容でした。

つまりAさんはすでに加盟するフランチャイズを

ほぼ決定していた状態だったのです。

Aさんが加盟を決めていたフランチャイズとは

当時雑誌でも取り上げられ、

特に女子高生からの人気が抜群に高かったスイーツを

販売しているBというチェーン店でした。

 

Aさんは

「Bはものすごく流行っている!

すぐにでも出店したいがどこに出店すれば良いか

迷ってしょうがない。アドバイスして欲しい!」

と興奮気味です。

自分の選択には大変自信を持っている様子だったので

私は会話を弾ませるつもりで、こうお尋ねしました。

 

「AさんはBのスイーツが大好きなんですね」

 

するとAさんは一瞬怪訝な顔をした後、すぐに笑顔で

「私は女子高生じゃありませんよ。

スイーツよりお酒に合う辛口の料理の方が好きですよ。

どうですか、この後一杯?」

と、言外になんでそんなことを尋ねるんだと

言わんばかりの口調でそう返事されました。

 

これは深刻だ・・・

 

そう思いましたね。

自分で食べたこともない、

それどころか大して好きでもないジャンルの食品を

退職金をつぎ込んで販売しようと言うのですから。

 

FC選びのポイントに基づいて説得するも力及ばず・・・

で皆様へお伝えしたことをAさんにも

丁寧にアドバイスしました。

もちろんAさんのプライドを傷つけないよう

慎重に言葉を選びながら伝えましたが

自分の人生をかけた選択にダメ出しされたことに

納得はいかなかったようです。

Aさんは

・Bは大変流行しているチェーン店で

駅前の店などは行列もできるほどだ。

・Bはスイーツの原価率が低いため

抜群の収益率を誇っている。

他社とも比較したが、こんなに収益率が良い

フランチャイズはなかった。

・Bはオペレーションが簡単でアルバイトの

教育もしやすい。

しかも人材不足の飲食業界において

Bなら募集するとすぐに応募者が殺到するので

人材も確保しやすい

・・・等々、ある意味ではフランチャイズを

大変よく研究している方ならではの模範的解答を

理由としてあげられていました。

その努力は高く評価できますし

せっかく私を頼ってお越し頂いた訳ですから

誤った選択はして欲しくなかったので

懸命に説得を試みました。

が、Aさんは全く聞く耳を持ってくれませんでした。

結局Aさんは頑としてBの加盟にこだわり、

出店エリアだけアドバイスしてくれば良い、

Bへの加盟見直しなど考えるつもりは無いとの

考えを貫かれました。

私も間違った前提のままアドバイスはできませんので

お代も頂かずにお引取り願うことにしました。

Bの勢いは失速・・・Aさんは自己破産に追い込まれた

その後です。

Aさんが正式に加盟されたことはメールを頂戴して

知りました。

それから更に1年ほど経過したでしょうか・・・

大流行していたBは当時の勢いを完全に失い

倒産した訳ではありませんが、

出店していた店舗の多くが閉鎖に追い込まれました。

また、FC店舗は二店舗しかなかったようですが

1店舗は営業を継続できているものの

もう1店舗は閉鎖に追い込まれ、

その店のオーナーが自己破産したとの話も

知ることとなりました。

 

残念ながらAさんでした。

 

Aさんがこうした結果になったのも

すべて私自身の力不足であり

自分の未熟さが悔やまれてなりません。

 

読者の皆様には間違っても

こうした経験だけはして欲しくないと思います。

どうか頭デッカチになることなく

知識だけに驕ることなく

顧客の立場からFCが提供しているサービスや商品を

愛せるかどうか、

FCを選ぶ際に真摯に自分へ問うて頂くことを

どうか忘れないようにしてください。

-FC加盟を検討されている方々へのアドバイス
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自己紹介

私は現在、コンサルタントとして

・事業のフランチャイズ化支援
・フランチャイザー企業の経営支援
・顧客満足度(CS)調査・改善

を主なテーマにコンサルティング活動を行なっております。
近年、企業経営者や個人の方々からFC加盟についても相談を受けるようになりましたので、お役に立てればと考えこのブログを開設いたしました。

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