目 次
私のバックボーンその1:フランチャイザーでの経験
私は現在、自社事業をフランチャイズ化したいと考える法人企業を対象に、コンサルとして事業のフランチャイズ化に向けたお手伝いをさせて頂いています。
ではどんなバックグラウンドがあってフランチャイズビジネスのコンサルティングをやっているかですが、
●フランチャイズチェーン本部の社員として直営店舗の運営経験を積んだこと
●更にはスーパーバイザー、スーパーバイザーを指導する統括的な役職を経験したこと
があげられます。
私のバックボーンその2:フランチャイジーとしての経験
しかし、私はこうした経験だけではフランチャイズビジネスのコンサルを行なえる資格はないと考えています。
なぜならフランチャイズビジネス成功のカギは
「フランチャイジー(フランチャイズチェーンに加盟する法人や個人の方々のことで、省略した呼称は「ジー」です)」
の成功にかかっているからに他なりません。
フランチャイジーを成功に導くためには、コンサルを行なう側にフランチャイジーとなった経験が不可欠ではないでしょうか。
釣りをやった経験がない人が、釣りを教えることなどできるはずがないからです。
同様に、自らリスクを負ってフランチャイズ企業へ加盟し、フランチャイジーとして店舗等を運営した経験がないコンサルタントの言葉にどんな説得力が宿ると言うのでしょうか。
●前職とは全く無関係のFCへ加盟
しかも私が加盟したフランチャイズは、私自身がサラリーマン時代に勤めていたフランチャイズ企業とは全く無関係です。
フランチャイズ企業に勤める社員が社員向けの独立制度を利用し、直営店を譲り受ける形でフランチャイジーとして独立するというパターンはよくありますが、決してそのようなパターンではありません。
全く縁もゆかりもなかったフランチャイズ企業をこの目で選び、フランチャイジーとして加盟して店舗運営を行ないました。
その店舗はオープンから半年以上大赤字続きで、フランチャイズオーナーとして決して順風満帆だった訳ではありません。
しかしながらこれまでの経験を活かして運営方法を見直す等、フランチャイズオーナーとして地道に努力を重ねていった結果、最終的には加盟したフランチャイジーの中でトップクラスの売上をあげるまでに成長させることができました。
つまり、私にはフランチャイズ企業の社員としての経験に加え
・全く知らなかったフランチャイズ企業へリスクを負って加盟し、赤字続きの状況から売上を押し上げたフランチャイズオーナーとしての拙い経験
もあるということです。
両者の経験を通じて「見える」ようになったこと
それだけに、両者の裏側事情や、なぜ両者は良好な関係になれず、時として対立してしまう場合もあるか等が手を取るようにわかるようになりました。
何より
・フランチャイザーからみたフランチャイジー
・フランチャイジーからみたフランチャイザー
が、両者の経験を有するからこそよく「見える」ようになりました。
そうした見識をバックボーンとして、
・これからフランチャイジーへの加盟を検討している方々
・現在フランチャイジーとして加盟している方々
・これから自社のビジネスをフランチャイズチェーン化させたいと考えている企業
・現役スーパーバイザーの方およびフランチャイザー企業経営者の方々
といった方々を念頭に、お役に立てる情報や経験談の披露、アドバイスなどをさせて頂ければと考えています。