本来教育システムはあって当たり前
前回「FCはアルバイトの教育システムの有無で選ぶべし!」という記事で教育システムの必要性を紹介しましたが、実はこの記事のタイトルは「教育システムだけでなくモチベーションシステムの有無で選ぶべし!」とするつもりでした。
アルバイトを店舗運営の主要戦力として活用するFCなら、教育システムはあって当たり前だからです。
ただ、悲しいかな、記事でお伝えしたとおり、教育システムがしっかりと備わっていないフランチャイザーが企業が少なくない現状があったため、その点から指摘せざるを得なくなったという訳です。
繰り返しとなりますが、本来アルバイトの教育システムはなければならないものです。
あって当たり前であり、あることが「優良フランチャイズの証」ではないことを、これからFC加盟を考えている方々はぜひ理解しておいていただきたいことです。
モチベーションシステムは店舗の生産性を左右する!
アルバイトに関わる制度で優良フランチャイズと判断できるかどうかの評価基準となるのが、本日の記事である「モチベーション”システム”の有無」です。
「システム」という部分を強調していることからわかるとおり、フランチャイズの場合、アルバイトのモチベーションを高める方法は抽象論や精神論で片付けてはなりません。
抽象論に陥れば、FCオーナーの資質や性格、場合によっては相性などによってモチベーション(生産性でもあります)が左右されることになるからです。
そうした要因で生産性が左右されるビジネスはフランチャイズとは呼べません。
アルバイトを主要戦力として活用しているフランチャイズなら、アルバイトのモチベーションが高まるあるいは維持できる制度的な仕組み=システムが備わっている必要があるのです。
モチベーションシステムの有無は優良FCを見分ける有力な判断材料
ではモチベーションシステムとはどのようなものか。
例えば一定の成果をあげた場合には時給をあげたり、役職を与えたりするというのは昔ながらのオーソドックスな方法ですが、これもモチベーションシステムの一種です。
他には一定期間無遅刻無欠勤を達成したアルバイトを表彰する制度なども、モチベーションシステムです。
あるいは一定の成果を収めた優秀なアルバイトだけ与えられるユニフォーム、もしくはユニフォームに付けられるワッペンを用意するというのもありですね。
このようにモチベーションシステムは決して一つの方法に限られません。
どうすればアルバイトのモチベーションを維持できるか、知恵をふり絞ってシステムを考える必要があるということです。
皆様のフランチャイズチェーンは、システムとしてどれだけモチベーションシステムが備わっているでしょうか。
非常に練られた多数のモチベーションシステムを用意しているフランチャイズチェーンは、それだけアルバイトを大切にしている証拠です。
また、運営の工夫に努力している企業とも言えます。
即ち、モチベーションシステムの有無も優良フランチャイズチェーンを見分ける上での大きな判断材料となるのです。