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アルバイトの「教育」ではなく「教育システム」が必要
加盟するFCを選ぶ上での大切な評価ポイントは今後も定期的にお伝えして参りますが、今回お伝えするポイントとは
「アルバイトの教育(またはトレーニング)システムの有無」
です。
アルバイトが店舗運営の主力となっているフランチャイズ企業は、アルバイトの教育”システム”を備えていなければなりません。
つまり教育がシステム化されていることが、フランチャイズ企業にとって必須条件なのです。
ところが残念なことに、アルバイトの教育システムを備えてないフランチャイズチェーンが国内ではかなり見受けられます。
アルバイトの教育システムを備えていないフランチャイザー企業の言い分としては
・アルバイトに任せる仕事は簡単である。
・後は慣れが必要。仕事はやることでおぼえるものだ。
・それはオーナーの仕事だ。
といったところです。
しかし、いくら簡単だと言ってもオーナーの教育だけに任せてしまうのはFCとは言えません。
教育が上手いオーナーもいれば、教えることが下手なオーナーもいます。
その結果、加盟しているフランチャイズ店舗によってアルバイトの質に大きな差が生じ、それはまわりまわってチェーン店全体のサービス品質に対する信頼を損ねることにも繋がります。
「この程度のことぐらい、簡単」という認識に潜むこわさ
また、そもそも「簡単だ」という認識自体が不適切という場合が少なくありません。
長年店舗経営を行なってきたフランチャイザー企業(の社員やパートスタッフ)は、店舗でのオペレーションに成熟しています。
そのため、店舗でのオペレーションについて一般の方々が感じる「簡単」という感覚より、かなりレベルが高くなっていることに気づけていないケースが多々あります。
一言で言えば「(一般的には難しいのに)難しいと自覚できない」という場合が多いということです。
無自覚なため、その点を指摘してもなかなか理解してもらえません。
その結果、特にアルバイトが行う店舗オペレーションに対し
「この程度の事はいちいち教えなくともわかるだろう」
となり、アルバイトの教育システムなど不要といった発想に陥ってしまいます。
「この程度ぐらい・・」は一事が万事
こうした認識のフランチャイズチェーンは、一事が万事です。
アルバイトの教育に限らず他の運営面でも
「これぐらいのことなら一々教えなくとも・・・」
といった発想が邪魔をし、加盟店に伝えるべきノウハウがしっかりと伝えられていない可能性が高いです。
店舗運営でアルバイト従業員を主力にしているフランチャイズへの加盟を検討する場合は、アルバイトの教育システムの有無は必ず確認してください。
もしアルバイトの教育システムが用意されてないという場合なら、検討先から外すことをオススメ致します。