適用否認 ファミマ | フランチャイズという選択

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コンサルタントの視点

適用否認?!ファミマには呆れてものが言えない

                      

ファミマが800人の早期希望退職者を募ったところ、1500人近くもの応募が殺到!

これに大慌てした経営陣が打ち出したのが「適用否認」です。

要は早期退職に応募しても「早期退職金」の支払い適用を一定数否認しますという、呆れてものが言えない愚策を急遽打ち出しました。

馬鹿につける薬はないと言いますが、ファミマの経営陣に付ける有効な薬はありません。

フランチャイズ加盟先としての推薦は・・・論外です。

FCの原点は「ES」にあり

FCビジネスの成否は「CS」にかかっていることは、改めて指摘するまでもありません。

ではCS、顧客満足度の維持・向上において最も大切なものは何でしょうか。

当ブログを愛読して頂いている読者様ならすぐにおわかりになるでしょうが、「ES(従業員満足度)」ですね。

ESは単にファミマというコンビニで働いてる従業員の方だけを指すのではありません。

フランチャイザー本部に勤務する社員も、当然ESの対象です。

早期希望退職に応募した社員の方々の多さは、とりわけ本部社員のESの低さを物語っています。

つまりファミマは、フランチャイズビジネスで最も粗末にしてはならないESを蔑ろにしてきたと、断罪せざるを得ません。

今どき忠誠心とは

早期希望退職者が予定の倍近くも応募した事実に対し、

「忠誠心が低い連中だ!降格させる!」

と脅しのような、正にパワハラそのものの暴言を発した経営幹部がいたと言われています。

おそらく事実関係をファミマの広報に尋ねたとしても、認めるはずもないでしょうし、降格が行われた事実についても、それを裏付ける情報は現時点ではまだ確認できていません。

したがってこの発言は、一応「ネット上のうわさ」だと言っておきます。

ただ、適用否認と言った愚策を慌てて出してきたことを踏まえれば、実際に口にしたかどうかはともかく、そうした思いを内心抱いている幹部が多いことは間違いないでしょう。

それにしても、フランチャイザーの大手企業が今どき「忠誠心」とは・・・

そもそも早期退職者を募るということは、

「社員の数が多くって困っているからさあ、今すぐ辞めてくれる奴名乗り出てくれ」

と社員に対して言うことです。

こんな士気を下げることを平気て言っておいて、よくも忠誠心がどうのこうのとよく言えたものです。

適用否認って一体どう判断するの?

ファミマは早期退職希望者に、「適用否認」という実にナンセンスな愚策を打ち出した訳ですが、適用否認はどのような基準で判断するのでしょうか。

追い出したい無能な社員を早期退職適用者とし、残ってもらいたい有能な社員を適用否認にでもするつもりでしょうか。

会社に貢献してきた有能な社員に対し早期退職の否認って、会社としての良識を疑うような判断と言わざるを得ません。

まあ、早期退職を決断した有能な社員はファミマ退職後の転職先だとか、起業プランだとかのシナリオをしっかり描いている方ばかりでしょうから、そんな反発を招くようなやり方をすれば、却って有能な人材の流出を招いてしまうでしょう。

ではその逆、有能な社員を適用し、無能な社員の適用を否認したとしたら、これはこれで有能な社員の流出は加速する一方、無能な社員の早期退職者が抑制されてしまうことになりかねません。

つまり、実績や人事考課で白黒を付けようとすれば、どちらに転んでもファミマは痛手を喰らうことになる訳です。

実績や人事考課では問題だから、応募順にする?

いやいや抽選?

それとも経営幹部の好き嫌い?

・・・これだけ申し上げれば、適用否認という制度がいかに愚策か改めてご理解頂けたのではないでしょうか。

それにしても、日本のフランチャイズを規模や売上の面では曲がりなりにも牽引してきたセブンやファミマがこんな体たらくとは、FCビジネスの可能性を訴求してきた者として本当に残念でなりません。

 

-コンサルタントの視点

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自己紹介

私は現在、コンサルタントとして

・事業のフランチャイズ化支援
・フランチャイザー企業の経営支援
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を主なテーマにコンサルティング活動を行なっております。
近年、企業経営者や個人の方々からFC加盟についても相談を受けるようになりましたので、お役に立てればと考えこのブログを開設いたしました。

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