目 次
フランチャイズ・ショーで絶対質問すべき4項目
定期的に開催されている日経のフランチャイズ・ショーについて、見学時のポイントをお伝えしておきたいと存じます。
各FCの担当者と個別面談を行う場合、ぜひ質問して頂きたいことがございます。
と言っても、この質問は本ブログを読んで頂いてる読者の皆様にとっては、既知の情報ですね。
↑の記事でご紹介していますが、復習を兼ねて再度お伝えしますと
●売上予測の精度に対してどの程度自信がありますか。
●売上予測に対し、フランチャイザーとしてどのような責任があると考えていますか。
●店舗でのオペレーションは全て標準化・マニュアル化されていますか。
●標準化されたオペレーションを忠実に実行すれば、必ず売上が上がりますか。
これらですね。
まさか、FCの営業担当者が「標準化」の意味を理解していないとは考えにくいですが、アーリーステージやまだ勉強不足の担当者がいるかも知れません。
そのような担当者にはぜひ「標準化」の意味をしっかりと説明してあげて下さい。
また売上予測に対する「精度」にフランチャイザーとして、どう「責任」をもって向き合おうとしているか、この点の確認は大変重要です。
「?」となっている方は
に再度を目を通し、ぜひ復習しておいてください。
自分が関心のない業種のブースにも飛び込んでみる
例えば学習塾FCを検討している方は、学習塾のFCブースに足を運んで比較検討することが優先テーマになることはわかります。
その時間を削ってまで、無関係なブースへの訪問をおすすめするつもりはありません。
が、それだけで時間を使い切ってしまうのは、惜しいです。
時間の兼ね合いもあるでしょうが、学習塾FCだけにフォーカスせず、自分が無関心な業種のFCブースにも飛び込み、話を聞いてみることも、出来るかぎり取り組んでみてください。
ではどうやって時間を作るかですが、それには学習塾FCの訪問にかける時間を圧縮する必要があります。
学習塾FCを検討されている方は、学習塾FCについてはある程度情報も入手し、目を通していることも多いかと思われます。
せっかくビッグサイトへ足を運んで担当者と会い、既に知っている事項の説明を受けるのは却って時間の無駄にもなります。
学習塾FCについては、ペーパー情報では得られない内容や事項で、特に確認しておきたいことなどを整理しておき、それらを重点的に質問すれば、時間を節約できるだけでなく、より理解を深められることにもつながるからです。
ではそうまでして、自分が関心のない業種のFCのブースを訪れる意味や効果ですが、これは理屈だけではありません。
実際に私自身が、自分で実践したことで、視野が広がり、改めて多くの気付きを得ることができたからです。
また、学習塾FCを検討されている方であれば、違った角度から学習塾FCを捉えることができるようになります。
そこから生まれた質問をぶつけることで、なお一層、見識を深めることにも繋がります。
加盟関心度を尋ねられたら「あなた次第です」と答えるのも一方
様々なブースを訪問した場合、オーナーを獲得したいフランチャイザーにとって、皆様の自社に対する関心度は大変気になるところです。
ただ、フランチャイズ・ショーはフランチャイザーにとって合同加盟説明会のようなもの。
自社ブースに訪問して頂いたお客様が、自社の加盟に関心がある方ばかりとは限らないことは、重々承知しています。
だ・か・ら・こ・そ!、ですが、営業担当者に
「この方は脈アリかも!」
と思わせれば説明にも熱が帯びるし、「ここだけの話」を聞き出すことも可能になります。
従って、皆様にアドバイスさせて頂きたいことは、フランチャイザーの担当者に「”少々”脈アリ」と思わせてあげてくださいということです。
「少々」というのは、何も大袈裟に
「御社への加盟を大変前向きに検討しているんです!」
とアピールして頂く必要まではないという意味です。
基本的には
「検討はしているが、まだ迷っている」
という立場で臨んで頂ければ良い訳です。
ただ、熱心な営業担当者の中にはもう少し感触を掴みたいと考え、アレコレ質問を変えながら関心度合いを探ろうとしてくる場合があります。
そのような場合には
「あなた次第です。あなたの説明内容が素晴らしければ、私も気持ちが動き、一気に加盟したいと傾くかも知れません。
逆に、あなたの説明が悪ければ、気持ちが萎えてしまい、現在加盟先候補から脱落するかも知れません。
真剣に聞きますので、素晴らしい説明を期待しています。」
といった内容を伝えてあげてください。
これで奮い立たないような営業担当者のフランチャイザーなら、完全に候補から除外して良いでしょう。
良い出会いと収穫が得られることを、心より祈念致しております。